看護専門外来ってどんなことをするの?

患者さんが、治療などに対して不安や悩みを持っているなと感じていても、日々の業務が忙しくてじっくり聞いてあげられないと感じている看護師の人が多いのではないでしょうか。本来なら看護師として患者さんにしっかりと向き合いたいと思っているのに、それがなかなか上手くいかずジレンマを感じている人も多いことでしょう。そのような看護師の勤務先として最適なのが、看護専門外来です。【看護専門外来についての詳細はこちら→((看護専門外来を考える))】

看護専門外来では、治療中の患者さんやその家族の相談に乗ることや療養中の指導を行うことが主な業務なので、一人一人の患者さんにじっくりと関わることができます。他にも、ストマケアやフットケアなどを専門に行っている看護専門外来があります。

看護専門外来は、どの看護師でも働けるというわけではなく、認定看護師や専門看護師など、専門的な知識や技術を持った看護師が働くことができます。具体的にどのような業務を行っているかというと、フットケア外来では糖尿病を患っている患者さんに対して、合併症が起こらないように足のケアの方法を指導します。糖尿病の合併症の一つである足病変は、足の血管が狭くなることによって潰瘍ができたり、細菌や真菌に侵されてしまう病気です。痛みなどが特になく、症状がわかりづらいという特徴があるので、しっかりと足のケアを行う必要があります。

このように看護専門外来では、特定の症状のケアを重点的に行うことができるので、より効果的に患者さんに関われるというメリットを持っています。